雪印100株運動・・・雪印は変わり続けた!
2000年6月末、雪印乳業大阪工場での食中毒事故から端を発した牛肉偽装表示事件。
日本の食のあり方と食品加工業者の姿勢が問われる社会状況になりました。
酪農家たちによって設立し、牛乳とともに育ち、成長し変化した雪印の生い立ちを知れば、生産者として不買運動をしたり、黙って手をこまねいていることはできません。このままでは日本の酪農基盤が揺るぐ!子供たちや家族の健康が危ない!田舎のヒロインのメンバーが生産者や仲間たちに呼びかけて、この指とまれで雪印の株を一人100株、10人で1000株買って代表を総会へ送り出し、総会で発言し取り組んできた雪印再生・支援の試みと信頼回復運動。雪印100株運動は雪印乳業を通して、株を保有することで、消費者は最も厳しい批判者であると同時に最も安定した顧客となる可能性があり、生産者は自分の納入する生乳に対する責任感をいっそう強めることにもなる。企業も、経営の立場から両者に対して言うべきことは言う。従来のような不買運動ではなく、新しい形の生産者と企業と消費者を結び、これから食品企業が目指すべき関係作りへの先駆的な役割を果たして来たともいえます。
「安全・安心」の食品企業像を求めて、応援し、監視し、要求する、女性たちが株主になり、企業と食の変革に乗り出した雪印100株運動は、分離した乳業分野が、全農や全酪連と合併してメグミルクとなり、メグミルクが再び雪印と経営統合したことを機会に9年間の100株運動を終了いたします。
●雪印100株運動を終結!
参加・応援くださいました酪農家やヒロインのメンバー、応援していただきました、たくさんのみなさま、長い間本当にありがとうございました。株を通して、生産者・消費者・企業をつなぐことの大切さ。たくさんのことを学ばせていただきました。心から感謝いたします。今までいただきました提言や希望を整理して雪印メグミルクに提出してこの活動を終了したいと思います。
●9年間の株の変動は?
2000年7月雪印乳業の株を買った時には、株価は1株465円前後。単位株は1000株で、株主総会に出席できる権利がありました。その後、減資で2分の1になり、単位株は500株となりました。一株200円台から100円台へと下落し、上がり下がりを繰り返してきました。2009年9月25日。メグミルクと経営統合のために雪印乳業の株式は終了。この日の株価は335円。2009年10月1日より経営統合された、新しい雪印メグミルク株式会社となって500株だった株式は5分の1になり単位株は100株へ。株価は最終の9月25日の335円の5倍となって1株の値段が1675円となりました。結局単位株はこの9年間で1000株から500株へ、500株から100株になりました。これからは100株で総会に出席する権利があります。カゴメやキューピーなどの食品企業同様100株で女性たちや、若い人達も参加し、企業の商品を購入することによって、その企業を応援し、企業に対して意見を言えるような形式になりつつあるようです。
●早稲田大学の農山村体験実習やボランテアセンターの学生さんたちで
子ども塾やヒロインの活動に興味をもって参加してくださったなかで、
雪印100株運動の本を読んで興味を持ち、来年度から雪印乳業とメグミルクに就職することが決まった学生さんたちがいます。彼らは同期になる各大学の学生たちに呼びかけて、日本各地の酪農家や農家を訪ねて体験し、話し合い、学びあうツアーを企画しています。もし、連絡がありましたら、受け入れ協力をし、いろいろな話をしてあげてください。よろしくお願いします。
2000年6月、雪印食中毒事件が発生し、雪印食肉偽装事件がおき、食の安全性が問われて8年。一度失った信頼を取り戻し、再生を目指すのは大変なこと。2008年6月26日雪印総会出席報告8回目です。

第58回 定時株主総会 広島県:梶谷きよみ
例年通り札幌プリンスホテルで開かれた。会場入り口にはメグミルクの労働争議の人々が立ち並んでいる。
下請けの福岡大和倉庫闘争支援共闘会議の人が‘雪印乳業は責任を果たせ!'とビラを配っていた。総会に出席したこの人達の質問に議長が同じことを何回も丁寧に責任問題の説明をしていたのが印象的だった。
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2000年6月、雪印食中毒事件が発生し、雪印食肉偽装事件がおき、食の安全性が問われて8年。一度失った信頼を取り戻し、再生を目指すのは大変なこと。2008年6月26日雪印総会出席報告8回目です。

雪印株主総会に集うヒロインアラカルト 吉田佐柄子
梅雨の訪れない北海道へ。広島から福井から東京からそれぞれの思いを温め。雪印の蛸壺に吸い込まれるように集まった。
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2000年6月、雪印食中毒事件が発生し、雪印食肉偽装事件がおき、食の安全性が問われて8年。一度失った信頼を取り戻し、再生を目指すのは大変なこと。2008年6月26日雪印総会出席報告8回目です。
第58回雪印定時株主総会に出席して 山崎洋子
2000年、雪印100株運動の取り組みを始めてから毎年6月下旬、青葉の美しい札幌を訪れるようになって、7年が経つ。臨時株主総会も入れると8回目の雪印株主総会。「どのように雪印が信頼回復を取り戻し、経営の立ち直りをするのか、雪印の立ち直りを10年間は経過をみて報告をする」と100株運動の仲間たちに約束したこともあって、新人が入社し、新しく人が入れ替わる中で事故から得た食の安全に対する想いがどのように先輩から後輩へ受け継がれ、重い経験から得た大切なことを社会に還元し、21世紀を背負っていくのか、どのような新しい雪印を目指すのか、仲間たちと総会に出席しながら報告をしつづけているが、一度失った信頼を回復し、立ち直ることは大変なことであるということを痛感する。
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4月13日、福井県の武生にある雪印の関連会社へ視察に来られた雪印乳業CSR推進部の日和佐さんと社員の方5名がラーバンの森に来られ、雪印の現状をいろいろ話され、事務局の能登さんと一緒にお話をうかがいました。また、6月16日、雪印乳業松本さん、脇田さん、山崎さんがお見えになり、今年の6月27日の総会で事件後初めて株主配当の議案提出が出来るような経営状況になったこと、そのことをヒロインの皆様に伝えたくて報告に見えました。
雪印乳業の総会出席して、皆様に状況を報告したいと思います。
もし、都合のつく方は一緒に総会に出席しませんか!
雪印乳業の株が復配になったら、雪印100株運動で預かっている株は解散に!とわくわくしながら、しかし不安を抱きながら楽しみにしていました。
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平成18年より復配とのことで楽しみに総会へ出かけました。復配になったら皆様に報告して、まだいくつかの各地で続いている雪印100株運動も解散!と思いました。ところが復配はありませんでした。将来の展望を見据えて、北海道にある中心的な雪印の工場を新たに拡充整備しなおすために、経営資金を投入するということでした。もっともなことですが、参加者4人はがっかりしてしまいました。たとえ1円でもうれしかったかもしれません!
Nさんの感想です。
「初めて雪印の総会に参加しました。今まで雪印100株運動に参加して総会に出席したくても札幌は遠く、時間がなかなかとれませんでした。今回最後と思って思い切って出席しました。会場は本音が言えない雰囲気でした。会社存続が至上命令かもしれませんが、基本的な大切なことを置き去りにしているような気がしてなりません。大事なことがわかっていても、経営第一主義に走ってしまっているようです。事件の後に掲げた理想はどこへ行ってしまったのでしょう。」