脱炭素チャレンジカップ受賞のお知らせ

『脱炭素チャレンジカップ2020』でグランプリを受賞!

~女性農家による地球温暖化防止のための具体的な行動への評価~

 「脱炭素チャレンジカップ」というのは、地球温暖化防止全国ネットという環境省系の組織が9年前から実施している表彰事業で、10年目という節目となった今年、これまでの「低炭素杯」から「脱炭素チャレンジカップ」と名称を変えて新たなスタートを切ったのだそうです。低炭素だけでは気候変動は止まらないという認識から、更に先の「脱炭素」を目標として、気候変動対策を加速化することを目指した再スタートで、「農家という立場で何かできる事はないか」と手探りで模索してきたヒロインズの取組みがグランプリに輝きました!具体的にどんな活動が評価されたのかと、表彰式の状況を報告させて頂きます。

 「農業なくして持続可能な社会なし」という理念のもと、農業後継者を増やすことを最大の目的に、そのためには農業や農家の暮らしの魅力や可能性を上げていく必要があるという認識のもと、勉強会や視察ツアー、農作業をしながら学べるオンライン講座の開設、そして書籍の出版など、地道に広報啓発活動に取り組んできました。

  それらの活動は、NPO法人田舎のヒロインズの前身団体である田舎のヒロインわくわくネットワークが設立以来ずっと取り組んできた事と大きく変わらないと思います。2014年(世代交代)以降は、「農家が食べ物もエネルギーもつくる社会」も目指して来ています。就農前にドイツでそのような社会を実際に見てきた経験から、日本でもそういう社会は実現できるはず、と思っているからです。昨年からは、我が家の農場でトラクターの燃料にバイオディーゼル燃料(使用済み天ぷら油から作った植物由来のエコ燃料)を使い始めたり、「動く蓄電池」と捉えて電気自動車を購入したり(高額でしたが、我が家の場合は4人の子供たちの送迎でコロナ前は月に2千キロほど車に乗っていたので、ガソリン代を考えると10年ちょっとで取り返す計算です)、熊本地震の教訓を活かして自家発電に取り組んだりしています。

 さて、表彰式。2月19日に開催された表彰式でしたが、その段階では「ファイナリスト」として28団体のうちの1組でしかありませんでした。当日、審査員を前にしたプレゼンと会場に用意されたブースでアピールをすることで、各賞が決まるとのことでした。が、既にコロナウィルスの感染拡大が日に日に深刻化しつつあり、棄権すら考えていました。それを事務局に伝えると「お一人だけでもいいので是非参加してください」とのこと。一緒に 子連れで参加してもらおうと思っていた熊本の会員さんはキャンセルし、私1人で上京。他の団体さんは、劇ありコントありで1団体何名も舞台に上がって賑やかなプレゼンをする中、たった一人で切々と想いだけ訴えるという寂しい状況で、しかも日帰り参加のため集合時間には間に合いませんでしたし、環境保全活動をメインとした取り組みをされていらっしゃる団体さんばかりなので、「何か賞をもらうというより、いろんな環境団体と繋がりができれば御の字」という気持ちで登壇しました。

 そんな中、都内在住の先輩農家であり前副理事長でもある白石俊子さんが応援に駆けつけてくださり(白石さんは前日の説明会にも代理出席してくださいました!先輩のご協力に感謝!!)、また同じく前役員の田中泉さんがご自身の代わりに息子さんをわざわざ長野から送り込んで下さり、どれだけ心強かったことか!!プレゼンを終えてから3人で昼食を食べ、白石さんと球太朗くんに会えただけでも良かった~と思っていたのでした。

 全23団体のプレゼンが終わり、 受賞式が開始。グランプリと準グランプリ以外にも、協賛企業が選ぶ「特別賞」なるものがあり、どの賞をもらっても副賞はないのですが(笑)、その場にいないのも失礼だと思い、今思えば3密の会場に最後まで残っていたところ、最後の最後に名前を呼ばれたではないですか!謙遜ではなく「まさか」の受賞。久しぶりに頭が真っ白になりました。会場に仲間が誰一人いなかったらどんなに寂しかったかと思いますが、白石さんと球太朗くんがいてくれたので、一緒に記念撮影をしてもらいました。

 個人的な感想としては、「目指している方向は間違っていないから、これから頑張ってね」というエールを頂いたように感じました。重たくて持ちにくい木のトロフィーと大きな紙のエンブレムでしたが、それ以上の大きな後押しを頂きましたので、農業・農村の魅力と可能性を上げていく事を目指している当団体として、今後ますます気を引き締めて「農村でできる地球温暖化防止対策」に取り組んでいけたらと思っています。そのためは紙資源を減らすことも重要だと考え、今後の通信をメールで送らせて頂く次第です。一方、世代交代をして再スタートを切って以来、生まれ変わった「田舎のヒロインズ」がどのような方向に進んでいくかの議論や試行錯誤が、この度の受賞でようやく「これでいいんだ」という確信を持てるようになりましたので、会員の皆様に広く呼び掛けたりお知らせしたりできるよう、体制づくりをしていきたいと思います。これで「脱炭素チャレンジカップ2020」のグランプリ受賞についての報告は終わりたいと思います。 

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